当施設が所在する奈良県宇陀市榛原は、奈良県の北東部に位置し、崇神天皇ゆかりの地であり、史跡や古墳が多く点在しています。
　江戸時代には、本居宣長が訪れたという伊勢街道の宿場町として賑わい、あちこちに面影を留めております。
　当施設から川を挟んで、健康の神が祀られていると古事記に記された墨坂神社の荘厳な姿が広がり、周りの山々と見事に調和し、鳥たちのさえずりも聞こえ、心なごむ風景に出会うことができます。

　平成12年度、高橋医院が開業90周年を迎え、初代高橋新三郎博士の遺志を守りながら、このように歴史と自然に恵まれた環境のもとで『シルバーコートひまわり』を開設し、平成16年度には『グループホームひまわり』を併設いたしました。

　当施設の運営方針が「地域社会への参加、交流を持つことで生きがいを持ち、健康で穏やかな生活を営むこと」であることから、年間的に地域のボランティアの方々によるお抹茶、詩吟、習字、マンドリン演奏による歌の会等を開催したり、季節ごとの地元のお祭りやイベントや食事会に出かけたりしています。このことが、利用者の皆様の健康づくりとなり喜びの一つとなっています。
　また、「医食同源」をモットーとしていることから、日々の食事は新鮮な地元の高原野菜を中心とした手作りの家庭料理を提供しています。このことが利用者の介護度の改善を図れることになっているとともに皆様の大きな楽しみの一つにもなっています。
　さらに、利用者様の健康・医療の面においては、旧高橋医院と県内の医療機関とのこれまでの繋がりにより早期に対応をさせてもらうことができます。

　高齢化が社会問題となっている我が国において、これからも介護を通して社会貢献できるなら、この上ない喜びと考えておりますので、今後とも各方面皆様方のご支援とご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

シルバーコートひまわり
グループホームひまわり
　　　　　所長　高橋　成子

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